Webデザイナーが年収とお金と仕事について…(´・ω・`)

1999年よりWeb制作をはじめる30代のデザイナー。 ブラック会社勤務、残業100時間、ワーキングプア、リストラ、うつ病、不眠症などを経験。幸せなワークライフバランスを求めて。

専業主婦で子育てしていた母が非常に落ち込んでいる件。

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ラノベのようなタイトルですが、非常に深刻です。
家族の危機と言える出来事です。
私の大きな悩みの1つです。

私の母は、結婚して専業主婦になり、私たち兄弟を一生懸命育ててきました。

毎日が必死だったと言っています。
私はけして良い子どもではなかったと思うし、たくさん心配もかけたと思います。

一生懸命家計をやりくりし、たくさん悩んだでしょう。
そして子どもはみな成人して働いています。
ニートにならず、犯罪も犯さず、大きな事故も病気もせず。
私は去年結婚して本当に喜んでくれました。
ただ、仕事などの関係で子どもは誰も近くにはいません。

母は本当に一生懸命育ててくれたと思います。
遠く離れていても存在を感じます。毎日考えています。
感謝していますし、世界一愛しています。

父はまだ働いています。バリバリと。

ですが、子どもの私からみてもそうですが、子どもには無関心な人です。
父親としてはダメな人です。
私が夫を結婚相手に選んだのはその反対の人だったから、でした。
でも、やはり父親も愛しています。

私が彼の両親を大事にしたいと思うのも、
自分の両親を愛しているからです。
彼も2人の大切な息子だからです。
私は両親からきちんと愛されて育ったからです。
そう思えるのは両親のおかげです。

母は言います。一人で子育てしてきたと。
父とは子育ての共感もなく、助けもなく、一人で苦しんできたと。
私たち兄弟もずっとそう思ってきました。
父はしっかり働いて養ってくれました。学費も出してくれました。
けど教育されたとは感じていません。

女は共感を求める生き物です。

共感を得ていると感じていない子育ては、苦痛も多かったと思います。
寂しかったと思います。

寂しい子育て。
結婚しているのに。

孤独ですよね。

子育ても終わり、父親と2人の生活になって10年ほど経ちます。
子どもに開放され、夫とのんびりとした生活を過ごしてほしいし、そう信じていたこともありましたが、実際はそうではなかったようです。

母に対してそう思う出来事や言動等はたくさんありますが、
文章等にするのは大変苦痛のため、具体的な紹介はできませんが、
このような言葉を発しています。

  • 私はダメな人間だ
  • 自信が持てない
  • お父さんと共感できない
  • 専業主婦は損
  • お父さんとしか話す相手がいない

などなど…
聞いてても結構辛いです。
大人になっても、親の弱音というか、負の感情は辛い。

一言でいうと、母はずっと孤独でした。

  • 実家に気軽に帰る距離ではない
  • 友達がいない
  • 兄弟がいない
  • ストレスを解放できるような娯楽もまわりにない
  • 趣味もない

とにかく、相談できる人が少なかったと思います。
愚痴を言える人がいなかったと思います。

母の実家はいくつも県をまたいで遠いわけでもないのですが、そうそう気軽に行けるような距離ではありません。
結婚して引っ越したのもあり、友人とも離ればなれです。
母が友人と遊びにいっている記憶は数えるくらいしかありません。
兄弟もいません。
頼りの夫は子育てに無関心…
その30年以上の結婚生活は、とても大きな闇を作ったようです。
娘の私でも埋められないほどの。

母はとにかく、働かないで専業主婦でいたことに負い目を感じているようです。
パートはいくつかやってましたが、
専業主婦だからなにもする権利がないそうです。
例えば自分の好きなものを買ったり、友達とご飯をしにいったり、そういうことをする権利が無いそうです。
経済能力が、母にはありません。
父がいなければ、生活ができません。

子どもはすっかり巣立って、自分とは違って夫は働いて、自分も親も年老いて、自分にはなにもないと大きな絶望を抱えています。

だったら働きながら子育てをする道を選んでいれば良かったのでしょうか。

働くのに一生懸命で子どもを残させず後悔している人もいるでしょうし、
働きながら子育てしていても、もっと子どもと一緒にいたかったと後悔している人もいるでしょう。
比べてもしょうがないことだと思います。

私は定年まで働こうと思っているけど、だからといってなにかを残せるとはあまり思っていません。
それより子孫を残すほうがずっと価値があると思っています。
総理大臣でさえ変わってもそこまで日本は変わらないのに(教科書には載るけどね…)。

母は夫を支え、子どもを成人させ、見事それをやりとげたのに、自信がないのです。
夫を支えてきたという自負もないようです。

同じ女性で働いている人から、専業主婦である自分が馬鹿にされているとも思っているようです。

重症だと思います…。

ほんと、どうしたらいいのか。

カウンセリングにでもひっぱっていけばいいのでしょうか。
遠くに住んでいるとなかなかそれも難しい。
だいたい実家は田舎にあるのでそこまでいくのもお金がかかり…

学生のころは、母が専業主婦で嬉しかった。
家に帰ると母がいる。
それはとても安心で嬉しくて、共働きの友人のことなど、ちっとも羨ましくなかった。

でも、私は働きながら子どもを育てたいと思っています。
一番の理由は経済的な面ですが、母のようにならないでおこうと思うからでもあります。
専業主婦にしろワーキングママにしろ、どちらも後悔はあると思いますが、
働いて社会を触れ合ったり自分で稼いだお金があるのは、確かに自信の1つにつながるからです。

専業主婦とワーママには深い溝があるようですが、
どちらも自分で選んだ道ならそれを突き進んで欲しい。

けど周りには持病があって働けない友人もいるし、
旦那が家にいてほしいという人も実際いるし、
働きたくないからと結婚した人もいたな。
働こうと思えば働けるのにソレに対して本気で頑張ろうとしていない…と見える人もいます。

3人の子どもの専業主婦の友人は、子どものそばにいたい!だから専業主婦を選ぶ、と言っています。
彼女は自分で専業主婦の道をしっかり選び、誇りをもっていると感じているので、応援したいし尊敬しています。
(老後母のように思えないか心配ではありますが)

専業主婦が本気でワーママになりたいのであれば、本気で頑張ればいいのにと思います。
同じ日本に住んで義務教育を受け親に色々教えられたのは誰もが一緒です。
私はそのために働き続けるため努力するし、協力してくれそうな旦那さんを選びましたし(もちろん大好きだからですが)、例え会社勤めじゃなくても少しでもなんとかなるこの仕事を選びました(ちょっと後付けだけど)。
ワーママになるための準備や努力はしたいと思っているので、自信をもって働くお母さんになりたいです。

  • 夫や友人、第3者も含め、相談する習慣を身につける
  • 自分の好きなことをするためのお金は稼ぐ
  • 子どもだけが生き甲斐にはならないよう、いつでも趣味を持ちたい
  • 友人とあって食事することはやめない
  • 夫とちゃんと共有しあう努力をする
  • 知らない人とかかわり合いを積極的に持つ
  • 一人でご飯を食べにいく
  • きちんと病院にいく
  • 使いたい化粧品は買う
  • 夫や兄弟とちゃんと仲良くする

などなど、母をみて決意していることはいくつかあります。
年をとってもキラキラして穏やかに生活していることが、
私が親になったとき子どもが喜んでくれることだと思うからです。

母を愛していること、感謝していること、夫(父親)をしっかり支えてきたこと、子どももちゃんと立派に育ったこと、伝えているのですが、
母の大きな闇を癒すにはいたらないようです。

頻繁にメールや電話をするようにはしているのですが、
東京にいては、そばにいてあげることができない。

彼と遠距離恋愛のとき、メールも電話も嬉しかったけど、
実際あって抱きしめたかった。
体温や存在を身体全体で感じたかった。
文字や声だけじゃ、全然足りなかった。

親もそうだと思う。

でもそばにいてあげられない。

いつか東京に呼び寄せることはできるだろうけど、祖母もまだ元気なのでそうもいかない。

今後もうちょっと頻繁に帰りたいとは思っているけど。

たまにこのまま絶望して自殺もするんじゃないかと思うこともあります。

大げさすぎかな。
だったらいいな。

大きな絶望の中にいるのに子どもの私でも救ってあげることができない。
きっと、光は母が自分自身で見つけるしかないのです。
その手助けの方法が、なかなかうまくいきません。

働きながら子育てをする記事は、いろいろありますね。
専業主婦でもワーキングママでも、自分でちゃんと選べて、それが実現できる、
そんな世の中になればいいと思います。

女性が輝ける世界ってなんでしょうね。